「個人再生をすると、今借りているアパートから出ないといけない?」

「個人再生をした後に、もう少し家賃の安いところへ引っ越しをしたいんだけど出来る?」

など、個人再生によるアパートやマンションといった賃貸住宅への影響は気になるところでしょう。住む場所は、生活のために必要不可欠であり、最低限度の環境を整えるために欠かすことが出来ません。個人再生をして、借金の返済が楽になったとしても住む場所がなければ、安心して暮らして行くことが出来ません。そこで、今回は個人再生による賃貸住宅への影響について説明します。

個人再生をした後も賃貸住宅へ住み続けられる?

個人再生を行ったあとも、現在住んでいる賃貸住宅を追い出されることはありません。

個人再生の手続きを進めるにあたって、あなたが現在住んでいる家の家賃を支払った上で月々の借金の返済はどれくらいまで可能か?といった調整を行います。その上で、毎月の返済額が決定します。つまり、借金の返済によって家賃が支払えなくなるという状況がないように返済計画が組まれます。

しかし、家賃を滞納している場合には住み続けることが難しいです。家賃を滞納していると、滞納分が個人再生の対象になるため、大家さんから賃貸契約を解除されてしまう可能性があります。あなたへ貸していた部屋を明け渡すように要求され、これ以上そこに住み続けることは出来ません。

なので、家賃を滞納している場合は、個人再生の前に解消しておきましょう。

安い家賃の賃貸住宅へ引っ越しがしたいけど、可能?

個人再生を行ったあとに、借金の返済もあるしもう少し安い賃貸への引っ越しを検討される方もいるでしょう。個人再生をした後でも、アパートやマンションを新規で借りることは出来ます。ただし、契約をする際に支障がでる可能性もあるのでそのことについて詳しく説明していきましょう。

また、引っ越しをするにあたっては費用がかかります。これまであったものを使用して最低限の出費に抑えたとしても、出費がマイナスになることはありません。家賃負担が減ることと、引っ越しにかかる費用を天秤にかけてじっくり検討しましょう。

新規賃貸契約とブラックリストへの登録について

アパートやマンションを借りる際に、あなたと不動産会社との間で新規賃貸契約を結ぶ必要があります。個人再生などの債務整理をした場合、一般的に5~7年程度は信用情報機関に事故情報が登録されている(ブラックリストへの登録)ため、新たな借入れやクレジットカードの使用ならびにローンを組むことが出来ません。

そのため、新規賃貸契約を結ぶにあたってあなたがブラックリストへ登録されていることで問題が生じるのではないか?と心配されている方もいるのではないでしょうか。

新しく賃貸住宅を契約する際に、不動産会社が信用情報機関にアクセスし、あなたの事故情報を調べることはできません。信用調査をするのは、クレジットカード会社や金融機関のみです。そのため、新規契約の際にあなたのブラックリストへの登録が問題となることはないので、心配いりません。

しかし、家賃の支払い方法や、保証会社への加入が必須の場合は、ブラックリストに載っていることが影響するため、詳しく説明していきましょう。

家賃の支払い方法について

家賃の支払い方法が、クレジットカード払いに限定されている場合は、新規契約をすることが出来ません。なぜなら、先ほど説明したようにクレジットカード会社や金融機関は、あなたの信用情報を確認した上で、あなたが家賃を滞りなく支払えるかどうか判断するための審査を行います。

そのため、個人再生をしたという事故情報が載っていると、審査の段階で落ちてしまう可能性があります。そうすると、新しくアパートやマンションを借りることが難しくなります。

新規契約時の保証について

アパートやマンションを借りる際には、保証人をつける必要があります。保証人は、あなたが家賃を支払えなくなった場合に、あなたに代わって家賃を支払う義務があります。保証人がいる場合には保証人をつけます。

保証人をつけるのが難しいという場合には、保証会社を利用することが出来ます。保証会社も、保証人と同じ役目を果たします。しかし、保証会社は保証人のようにあなたの身近な存在ではありません。あなたがきちんと家賃を支払っていくだけの能力があるのかどのように判断しているのでしょうか?

保証会社は、信用情報期間にアクセスをして事故情報をみる権限を持っていませんが、あなたが家賃を滞納した場合には代わりに支払う義務があるため、あなたが信用できるかどうか独自に信用調査を行っている可能性があります。それによって、あなたと保証契約を結ぶかどうか判断している場合があります。

あなたが個人再生をした、という事故情報を知り得た場合には、保証契約を結ばない可能性が高いです。そうすると、アパートやマンションを新規契約することは難しいでしょう。

また、保証会社の中には、信販系保証会社というものがあります。信販系とは、主にクレジットカードを発行している会社の系列ということです。

セディナ、オリコ、ジャックス、アプラス、ライフ、セゾン、エポスなどのクレジットカード会社は、同系列に賃貸保証会社があります。

クレジットカード会社は、個人信用情報機関に登録されている情報を確認することができるため、それらの情報は同系列の会社と共有しています。

つまり、信販系保証会社の場合は、個人再生をしていると審査に通らないということです。

なので、信販系ではない保証会社を利用するようにしましょう。(信販系保証会社への加入が必須な不動産屋であれば、別の不動産屋を探すようにしましょう。)

いつになればアパートやマンションを問題なく借りれるの?

結論から言うと、ブラックリストへの登録期間である5~7年が過ぎ、あなたの登録が削除されればアパートやマンションを借りる際に支障なく契約を進めることが出来ます。

個人再生をしてから、およそ5~7年間でブラックリストへの登録は削除され、新たにクレジットカードを作ることも出来ます。そうすると、賃貸契約の際にクレジットカード払いが義務づけられている場合でも、問題なく家賃の支払いが出来ます。

また、新規契約の際に保証会社が必要となる場合においても、個人再生をしたという情報が削除されていれば保証会社の審査を通ることが出来るでしょう。

まとめ

・個人再生をしても、現在住んでいる賃貸住宅を追い出されることはないが、家賃を滞納している場合には住み続けることが出来なくなる。
・個人再生をした後も、アパートやマンションを新規で借りることは出来る。
・新しく賃貸住宅を契約する際に、不動産会社が信用情報機関にアクセスし、あなたの事故情報を調べることはない。ただし、保証会社については独自に信用調査を行っている可能性がある。その場合、個人再生をしたことによって審査に落ちてしまうことがある。
・家賃の支払い方法がクレジットカード払いに限定されている場合は、ブラックリストに載っている期間に限り新しく賃貸契約をすることが出来ない。
・アパートやマンションを借りる際には、保証人をつける必要がある。
・ブラックリストへの登録期間である5~7年が過ぎ、あなたの登録が削除されればアパートやマンションを借りる際に支障なく契約を進めることが出来る。

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