「気がついたら借金が400万になってしまっていた・・・」

「400万の借金を任意整理するとどうなるの?」

など、400万円もの多額の借金をかかえてしまった場合に、借金がどのくらい膨らんでいるのか分からない、返済の見通しがつかないという方は多くいらっしゃいます。

このような借金の返済にお困りの場合、債務整理のひとつである任意整理の手続きをふむと、借金の利息や遅延損害金をカットし、月々の返済額を減らすことが出来ます。また、返済までの期間を伸ばすこともできるため、あなたの収入に合った返済計画を立て直すことが出来ます。

今回は、借金が400万円ある場合の具体的な返済パターンについての例をあげながら、借金と任意整理の関係について詳しく説明していきます。

任意整理とは?

任意整理とは、債務整理の手続きのひとつで裁判所を通さずに、代理人を通してカード会社と和解交渉をして借金を整理していくことです。

代理人は、任意整理の依頼を受けるとカード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)に「受任通知」を送付します。カード会社が受任通知を受け取ると、あなたへの借金の取り立てや、催促状はストップします。

その後、代理人によって利息制限法に基づいた借金の額を確定します。ここで、あなたの借金の利息、遅延損害金をカットすることができます。また、利息を支払いすぎている場合、過払い金が戻ってくる可能性があります。

原則として、任意整理後の3年間(最長5年)で、完済できる見込みがある場合には、任意整理を行うことができます。

400万円借りた場合、いったいいくら返済すれば借金は完済できる?

あなたが複数のカード会社から400万円を借りている場合、400万円の元本に対してカード会社によってそれぞれに設定された金利に応じた利息を返済していくことになります。借金の総額はいったいいくらになっているか確認してみましょう。

400万円の借金を毎月8万円ずつ返済していく場合

元本のみを計算すると、400万円÷8万円=50ヶ月となります。つまり、およそ4年かけて借金を返済していくことになります。

しかし、400万円を借りて400万円を返すわけではありません。利息を含めた計算をすると、例えば年利15%で借入をしていた場合、月々8万円を返済していくとすると、約6年間(79ヶ月)で返済をすることになります。借り入れ期間に利息を含めた返済総額は、6,320,000円となります。

ずばり、支払い利息の総額は、2,320,000円にもおよびます。借りていた元本の半分くらいの利息を支払わなくてはいけません。

また、元本のみを返済していく場合には、月々8万円の返済で、4年で返済できましたが、利息を含めると返済までに6年はかかります。

400万円の借金を毎月10万円ずつ返済していく場合

元本のみを計算すると、400万円÷10万円=40ヶ月となります。およそ3年かけて、借金を返済していくことになります。

実際には400万円の借金に利息がつくため、 例えば年利15%で借入をしていた場合には返済まで56回支払う必要があります。

およそ5年間の借り入れ期間で返済総額は、5,600,000円となります。利息だけをみてみると、2,600,000円にも及びます。

こうして具体的に数字で表してみると、あなたがどれだけ利息を支払っているのか分かりますね。そして、借金返済までの期間を延ばせば延ばすほど、利息が膨れあがるのが分かったと思います

月額の返済額を減らしても、利息の支払い金額は大きくなっていてトータルでみた返済額は多くなっています。これで、利息の返済によってどれほど生活が圧迫されていたのかはっきりすると思います。

任意整理の手続きを行い返済していく場合

任意整理によって、借金がゼロになるわけではありません。任意整理は、弁護士や司法書士といった代理人がカード会社と交渉をして、借金の利息や遅延損害金のカットを行い、借金の総額を減らすことができますが、借金の元金そのものが減ることはありません。そのため、借金の元本そのものについては返済していくことになります。

つまり、あなたが任意整理を利用し、借金を返済していく場合には400万円の元本そのものを分割して支払うだけの能力が必要です。

任意整理においては、手続きを開始するにあたっていくつか必要な条件があります。以下で説明します。

1. 定期的な収入があること
2. 減額後の借金を、3~5年間で返済していくだけの能力があること
3.返済を継続していく意思があること

以上の3点の条件を満たすことが必要です。

先ほど例にあげた400万円の借金を5年間で返済していくには、月々10万円程の返済が必要でしたが、任意整理をすることによって、元本のみを返済すれば良いので月々7万円の返済でよいということになります。

借金は、借りたお金そのものに加えて利息や遅延損害金を支払わなければなりません。そのため、任意整理の時点で、借金の総額が大きくなっている場合が考えられます。

任意整理によって遅延利息金や利息をカットすることは借金の負担を大きく減らすことにつながります。利息分を含めた借金を返済していくことはとても大変です。利息分がカットされることによって、月々の返済額は減り生活状況が楽になることでしょう。

それに加えて、長い間借金の返済をしていて、過払い金がたくさんあった場合には、これまでの借金の返済分が総裁され、借金がなくなり、過払い金が返ってくる場合もあります。原則、減額された借金(元本)についてはすべて返済をする義務があります。

借金によるストレスからも解放される

先ほど、任意整理を代理人に依頼すると、カード会社からのあなたへの催促はストップしますと説明しました。これまでのような、取り立ての電話や、ポストに入った督促状から追い詰められる日々から解放されます。

また、カード会社とのやりとりのすべてが代理人を通して行われるため、あなたが直接交渉をすることはありません。借金によるストレスから解放された日々を送ることができます。借金の金額が膨らみ、ストレス状態にある方や、周囲の人への協力も得られにくい場合、また、家族に内緒で債務整理を行いたい方にとって任意整理はおすすめの方法です。

まとめ

・任意整理とは、債務整理の手続きのひとつで裁判所を通さずに、代理人を通してカード会社と和解交渉をして借金を整理していくこと。
・任意整理によって、借金がゼロになるわけでない。また、借金の元金そのものは減らない。そのため、借金の元本そのものについては返済していく必要がある。
・任意整理においては、手続きを開始するにあたっていくつか必要な条件ある。「定期的な収入があること」と、「減額後の借金を、3~5年間で返済していくだけの能力があること」さらに、「返済を継続していく意思があること」
・任意整理によって遅延利息金や利息をカットすることは借金の負担を大きく減らすことにつながる。

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